Lee 'Scratch' Perry

昨夜、O-EastでのLee Perryのライブに足向け。あー、やっと、20年以上聴き続けてきた人のライブを見るという事になったのだけど、そういう感慨深さの前に、当日は仕事中、妙に体調が悪く、なんかまいったなーって気分だった。ので、出来れば帰路そのままO-Eastに足向けするつもりだったけど、PREPARATION SETには間に合わないけれど一旦帰宅して、少し休む。あらかじめ決められた恋人たちへには間に合うようにしたかったけれど、それも叶わず。それでもなんとかLee Perryの時間には足向けできた。
んーまあ、2つも前座のバンドを用意して、間には工藤晴康がDJという結構豪華な構成を考えると、Lee Perryのセットは1時間ぐらいなんだろうなあと、思ってた。調子が完全に戻ったわけじゃなかったので、今夜はビールも最初の1本で済ませる事になるんだろうなあ、とかも思ってた。してLee Perryのセットが始まる。バンドのみが登場して、インストでレゲをかます。ミキシング卓は内田直之。編成はギター、ベース、ドラム、キーボード。まあ、シンプルな部類。けど、やっぱ、音の心地良さがニヤニヤさせる。ヘヴィーだけど重低音に偏っているわけじゃなくて、だからモノ凄く、レゲという音楽の構造がハッキリする。クッキリとした形で音楽を先導するベースライン。ギターのカッティングとキーボードのコード音は重なったり離れたりしながら調子を作る。してビートは、シンプルな刻みはありながらもオカズのとこがどの楽器よりも上モノしている。レゲというスタイル、モノ凄くシンプルだなって、今更思う。
して、Lee Perryが登場。なんかこう、やっぱちょっと感慨深い、って気持ちが来た。が、音の気持ちよさがニヤニヤさせているので、その時間はわずか。インストだけでも十分気持ちよいのに、歌が入る事でよりヴァイブレーションが伝わってくる。ヤバいぐらいの幸福感。視界は悪くなかったのでユラユラしながらその姿を焼き付けて、もうこの後は視界を気にする必要もなくなったのでビールの買い足し。して戻ると、まあそれでも視界のある状態が手に入る。結局4本ぐらいそうやってビールを買い足し続け、ユラユラの度合いも結構大きくなる。レゲって、どこで自分がユレるか、まあオレは基本的にベースラインに反応するのだけど、時々ギターのカッティングにも持ってかれるし、それがキーボードだったりもする。レゲって、シンプルなくせに、豪華な音楽かもしらん。終わって時間を確認。2時間ほどのセットだった。2時間ってこんなに短かったっけ?って、思った。