共振

昨夜は新宿レッドクロスというハコに足向け。地図を見て、「あーここ、JAMの近くだよなあ」と。で、まあ、すぐそこではないけれど、まあ大体正解って感じでたどり着いた。
とにかく、M.J.Qを見たいってずっと、思ってた。あー、ちょっと付け加えるなら、タイミングのいい遠藤ミチロウのライブを狙っているのだけど、なかなか、難しい。ってのも、単独を所望するオレの思惑にはなかなか当てはまらない。ので、組み合わせられるものも重要になる。したら昨夜は三上寛。これはやったな、と。もう1つ若いギャルバンの日本マドンナってのもあるのだけど、まあそれはそうやって時々はそういうのも接しておくのも必要な気がする。
最初が日本マドンナ。YouTubeで軽くチェックしておいたのだけど、正直、「んー」と思っていた。が、生音は結構ハードで、テンポは速くないけれど、パンクなの、感じる。これは思ってたよりカッコいい・・・。見た目は20前後の普通の女の子って感じだけど、音は結構すわっていた。まあ、歌っている内容は全然聴き取らなかったし、ジェネレーションのギャップを考えればそうやって接するしかないのだけど、時々入ってくる言葉にロックはぷんぷんしていた。
続いて三上。もちろん、アコギで弾き語り。三上のスタイルで恐らく殆どはM.J.Q目当ての客たちにどうなんだろう?って思わないでもない。で、実際、どう思ったのかは知らんのだけど、三上はやっぱり凄かった。圧巻。演歌の流しからの系譜みたいな三上のスタイルはある意味伝統的で、でも実際はオルタナ。それがグイグイくる。表現力あふれる歌唱。そして、あのギター。あのギターがスゲーカッコいい。んー、Bruce Cockburnよりもいいかも・・・。
トリはM.J.Q。ミチロウも山本久人もアコギで、ドラムがクハラカズユキ。まあこれもかなり特別な面子。かも知らん。オレはMGEは世代的にかすった程度なので特に思う事はなく、なのでクハラのドラムって言っても、うつみようこのバンドで叩いているのを聴いたぐらい。が、クハラのドラム、ロックのハードなところそのままって感じのビートで、ヘラヘラしてしまった。これは次はアレで、期待できるな・・・。
山本は一応アコギながらベース音も請け負っていて、かき鳴らしつつ、ミチロウと一緒に歌ったり、動きが少しだけ派手目だったり、チョイやんちゃで、まあ要するに色気がある。
ミチロウのライブって、見ているようでそんなに見てない。なんていってもタッチ・ミーからなわけで、それを2回と原爆スター階段とスターリンZと、早川義夫とセットを分け合った、ソロ演奏。そんなもんでしかなくて、でもなんかCDを結構聴いているせいで勘違いしてる。まあ仕方がない。M.J.Qだと、一応アコースティックな編成ってことだけど、それはそれだけの話で、やってるのは只のパンク。だけどえらくカッコいい方のやつ。そのせいでなんかしらんけど、「ザマミロ」って思う。ミチロウ、今でもこんなにカッコいいんだぞって、まあ誰に対してか?ってのは野暮。
昨日は、長崎の原爆投下記念日ってことで、アンコールが、「天国への扉」のカバー。これ、凄かった。最後にこんなのかまされて、参ったな。あー、またタイミングが合うミチロウのライブを探さなければ・・・。