八木美知依ダブル・トリオ 〜 如月の狂い咲き

今年9本目のライブ観賞。もう2月になって、やと今年初のピットインか・・・。土曜に見たばかりの、八木さんのバンド。MYDTと略するのがオフィシャルらしい。うーん・・・。このパターンも久々な気がするけど、とりあえず面子をコピペ。
八木美知依(el-21絃箏、17絃ベース箏、歌)トッド・ニコルソン(B)須川崇志(B,Cello,el-B)本田珠也,田中徳崇(Ds)
1st2ndともに、短めにセットをまとめていて、これぐらいのバランスが聴きやすいよなあ、と、思う。しかもこのバンドの選曲は、キャッチーなモノが多く、というか、全部キャッチーだと思う。ので、曲に入り込みやすいし、その中で起きる即興が当然曲を受け継ぎながらヤバく激しいのとヤバく美しいのがあって、濃密で、でもクドイとはちょっと違う感じで、こうなると、イケイケながらもどこかギリギリのところでミュージシャンなバランスが出ているのか?って、思う。って言っても、見ているときに思ったんじゃなくて、今、考えてみると、そんな感じがする。
Todd Nicholsonと、チェロはエレベも担当して八木さんに酷使されている須川の2本のアコベとか、本田中な2つのドラムとか、それの絡みが前面に押し出されるところの、余裕がありそうな感じはあるけどでもやっぱ、緊張感みたいなのはあって、これがこのバンドのバランスなのだと思うのだけど、それの上とか後とかで、八木さんの箏がジャズな音楽でどうとか、もう関係ない音をかますので、なかなか、耳が休むタイミングが見つけにくいのだけど、まあこれは、贅沢なクレームの類。
あー、1つだけ、このバンドも問題あるな。やっぱ、名刺代わりの録音物、平たく言えばCDがそろそろ必要だと思う。ライブ録音は色々あるだろうけど、何度かライブを見ている立場ではスタジオ録音されたものが聴きたいけど、まあそのうち、なんらかの形が出てくるだろう。と、希望的観測。