ANBB

朝起きると、体調最悪。あー、まあ、夜の時点でヤバイのはわかってたけど、今日かよ。なんだよ?って思った。仕事もだるいけど、9月末はどうしてもやらなければいけない事があって、出社。喉は痛いし鼻はぐじゅぐじゅだし足とか腕とかも痛いし、あー、さっさと帰りたい。が、今夜はリキッドルームでANBBのライブ。勿論、前売りを購入済み。Jesus Jonesのチケットの事を思い出し、ここは無理してでも行く、と、決めていた。で、職場を離れる前になんとなく今日のライブの開演予定とかをネットで確認したら、前座がある事を知る・・・。オレがチケット買った時はそんな話はなかった。ANBBが2時間以上のライブってのはなんとなく考えにくいので、この体調でも短い時間なら何とかなると思っていたのに、あー!ってなった。が、まあ、いいや。って向かった。
最初はNHKyx。なんか見たことのあるような名前だなあって思っていたら、コウヘイ・マツナガだった。おう、そうか、と。で、場を思いっきり利用したダンスなエレクトロニカ。あー、この音は、やっぱ、こういうハコにはまるなあって、圧力。リズムが追いやすいのもいい。中盤あたりでダブみたいなぶっといベース音が出てきてから、ニヤニヤしてしまった。
5分と間をおかず、ULTRA FUNCTORの登場。こっちはmicrodietというラップトップでのリズム担当と、オプトロンの伊東篤宏。わりと渋く、ガッツリとしたmicrodietのビートの上で、伊東の蛍光灯がノイジーな音で絡む。オプトロンがピカピカすると、結構サイケ。しかし、いつ見てもオプトロンは楽しいな。まあ、見ても聴いてもお子様には危険な楽器だけど。
前座の2組はどちらも30分弱ぐらいの演奏。その後、ANBBのセットが組まれるのだけど、この間、BGMは流れず、更に「え?」って思ってしまうぐらいの観客の少なさでガラガラなフロアーを見ているのは、なんかちょっと、心苦しい気分。
で、いよいよAlva NotoとBlixa Bargeldの登場。こんな体調でも無理した理由はハッキリしている。Blixaを確認しておきたかった。そりゃ、出来ればEinstürzende Neubautenで確認したかったけどさ、まあ、Notoも気になるミュージシャンだし、この組合せを見れるってのもなかなか、だと思う。で、CDを聴いた時は、「Einstürzende NeubautenをAlva Notoが今様エレクトロニカでカラオケ化」とか書いたのだけど、なんか、そんなんとはちょっと違った。ライブで聴くと、やっぱ、音が違う。そもそも、聴ける音量が違う。けどやっぱ、ロックとは違う。なんか、最近のDavid Sylvian的なアヴァンがあるし、Arto Lindsayが思い出されたりもする。要するに、アグレッシヴな音と歌の関係が、シンプルに構築されている。けど勿論、鳴っているものは全然シンプルじゃない。なんか、よくわからんくなってきた。まあとにかく、全部の存在感が凄かった。それと、アンコールでのNotoのあのノイズはかなりヤバかった。あれは、マジでヤバかった。
終わったのは21:30ぐらいだったと思う。体調悪いにもかかわらず相変わらずビール煽りつつだったのだけど、そのおかげで、なんか少し体調が戻った。ので、逆に悩んだ。ここから歩いて帰るか、それとも・・・。で、それとも、を、選択。ライブ見た後にタワレコに行くなんて、クラシックスでライブ見たときぐらいにしか出来ない行動だけど、それをやった。どうしても欲しいのがあった。けど、行くと1枚だけって事もできず、結局3枚お買い上げ。¥6,000ちょっと。すると、今日はたまたまタワレカード配布の日だったので、2枚ゲット。少しずつ溜まってきたなあ。けどこれ、使うタイミングが難しかったりする。