『Reflexions』発売記念インストアライブ

今夜の目的の新宿ディスクユニオンのジャズ館に辿り着く。5分かからないのはわかってたけど、ちゃんと21:20より前に辿り着けてホッとする。が、実は映画が始まる前に2杯のビール、更に映画を見ながら1杯、ひっかけてきてるので、ホントはそれを出したかった。そんな状態で演奏聴いて大丈夫か?って思いながら、中に入る。
Elliott Sharp八木美知依。5年前に金払ってみた組み合わせが無料で見られるって、足向けるに決まってる。この手のには殆ど行かないけど、今夜は別。前夜までの3日間の後の締め?、アンコール? まあどっちでもいい。
エレアコセミアコ)な8弦ギターのE#と、今夜は17絃な箏のみの八木さん。35〜40分ぐらいの1つの演奏。その中で色々変化するのは書いて置くまでもない事。だけど根底に常にグルーヴ。だから2つの弦楽器なのに、リズムを追いながらの聴き取り。5年前は7弦だと思ってたE#の8弦ギターは構造上当たり前だけど、他のギターより音色が豊富で、更にそれを駆使するような両手でのタッピングでの細かい音の連なりに身悶え、だけど時折アヴァンにギャンギャン音を鳴らしたりして、その出自を思い出す。
八木さんも当然太く細かい音で絡み、アヴァンに攻め、一瞬Bailey、そしてS顔な叩きも出てくるし、インダストリアルな雰囲気まで・・・。この辺でちょっと笑ってしまう。恐らく2人とも、イベントだしちょっと軽めに、って、全然思ってないんだな。なんでこんな演奏に支払いをしなくていいんだろう?、とか、思う。
四の五のしておいてあれだけど、纏めてみると、音色、なんだよなあ。完全に。2人とも恍惚させるそれを持っている。これってどうしようもなくセンスなんだろ。それもあるから、こっちは全く、無抵抗。
演奏終了後『Reflexions』の先行発売会。当然買う。当たり前。ついでにE#のCDを更に1枚。で、サイン会も兼ねているので八木さんとE#にサインを貰う。近くで見る八木さんが麗しいのはいつものことだけど、E#はキレイな目をしているなあ、と、思った。
ニヤニヤしながら帰路につくと、ビールを出したいと思っていた事を思い出した・・・。どうせなら駅に着くまで思い出さなかったらよかったのになあ・・・と考えながら、スゲー早足で新宿駅。辿り着いて思う、なんでジャズ館の最寄の新宿三丁目駅に行かなかったんだ?って・・・。