Satoko Fujii Orchestra Tokyo

藤井オケを聴くのも久々。無断でピットインのHPから面子のコピペ。
早坂紗知,泉邦宏(As)松本健一,木村昌哉(Ts)吉田隆一(Bs)田村夏樹,福本佳仁,渡辺隆雄,城谷雄策(Tp)はぐれ雲永松,高橋保行,古池寿浩(Tb)永田利樹(B)堀越 彰(Ds)藤井郷子
スペシャルゲスト:エリオット・シャープ,臼井康浩(G)
何回か書いているけど、正直、個人的にはあまり大きな編成を好まない。デュオかトリオ編成が一番好きで、後は数が増えるにしたがって、だんだん足が遠のく。藤井オケは本来16人。だけど今夜はギターのKelly Churkoがマイナスされて、ゲストで絶賛来日中のElliott Sharpとその呼び屋役と思われる臼井康浩が加わる。計17人。数増えてるじゃねえか・・・。好みとあわない・・・。だけど年1ぐらいはこのオケの単独もみたいし、なんてたってゲストの2人がギターなわけで、これはたまらん。
E#以外の個々については端折り。書くまでもなくそれぞれ申し分ないソロとアンサンブル。ただ、やっぱ、バランス的にサックス陣が目立つ。早坂さんとか吉田とか、耳引っ張られる。
5年ぶりの来日のElliott Sharp。その辺りからオレはこの界隈のライブに足繁く通うようになったと思う。その時のE#の演奏はピットインでの藤井さん達とのセッションと、クラシックスでの八木さんとのデュオを見た。この時に初めてクラシックスに行った。その2つのライブは、どちらも決め事無き演奏だったと思うのだけど、今夜は藤井オケの面子として譜面と向き合った演奏が聴けるというスタイル。興味はかなり深くて、そういう型に嵌った中でも上手くアグレッシヴに音を紡ぐサマに器用さを思うのは簡単なのだけど、あの騒々しい音と面子の中で音を楽しみながらクールな雰囲気があって、その余裕な感じがカッコよかった。
2ndのラス前の田村の曲がかなりロックな曲想。E#と臼井のギターは泣きまくる。そこに時折管楽器のアンサンブルが絡み、「あー、ロックじゃなくてジャズだよな」と思うとまたしてもギターが泣く。しっかし、E#こんなギターも弾くのか。懐深。