Eddie Hazel

6月にGarry Shiderが逝去した時(更に最近、Catfish Collinsも逝去)、色んなところでR.I.P.を見て、皆ちゃんとPファンク聴いてるんだなあ、と、思った。オレはPファンクをあまり聴いていない。Parliamentはいまだに聴いた事が無く、Funkadelicも『One Nation Under a Groove』と『Maggot Brain』の2枚のみ。Pファンク関連の個人名義だと、総帥George ClintonのCDを買った覚えは無いけど、Bootsy CollinsMaceo Parkerは個人名義のCDを何枚か持ってる。でもそれぞれ、そんなに聴いてはいない。だけどFunkadelicの『Maggot Brain』は年に数回は聴く。正確には『Maggot Brain』の「Maggot Brain」を聴く。この1曲のみ聴いている。なんでか?は、言うまでも無く、この泣きまくるギターが好きだから。この曲を聴いていると「やっぱギターは単音」とか思う。だけどFunkadelicのCDを買ったのは『One Nation Under a Groove』が先で、確か、Funkadelicが初CD化とかで何枚かリリースされた時に試した。『One Nation Under a Groove』を選んだのは、多分1番収録時間が長そうだったからだと思う。でもこれが当たりで、タイトル曲の「One Nation Under a Groove」は脳裏にこびりついている。そして、ここで「Maggot Brain」のライブバージョン(?)が入っていて、それを聴いて、その後に『Maggot Brain』を手にした。『Maggot Brain』の「Maggot Brain」で印象的な泣きまくるギターを弾いているのがEddie Hazelなのだけど、でも『One Nation Under a Groove』の「Maggot Brain」はGarry Shiderらしい・・・。なんかめんどくさくなってきたけど、まあとにかく、『Maggot Brain』の「Maggot Brain」を弾いているEddie Hazelはすぐに名前を覚えた。するとP-Vineから『Purple Hazel』という未発表曲集がリリースされて、でもなんとなく怪しくて手にはしてなかった。それから数年後、今は亡きクアトロのWAVEの2階でEddie Hazelの唯一のソロ作『Game Dames & Guitar Thangs』を発見。「これを探してた!!」と購入。するとLimited Editionとか書いてあって、オレのは094/500とナンバリング。いかにも怪しいこのCD、ブート。WAVEでブートを扱っているのは珍しいのだけど、まあ買ってしまったのは仕方ない、と、これを聴いた。で、やっぱよい。「やっぱギターは単音」とか思った。それに、ブートとしては音質はマトモ。という事で、これを手にして良かったな、と。その後ディスクユニオンで投売りされていた『Purple Hazel』も買ったのだけど、それはイマイチな作品で今でも手元にあるはずだけど多分聴く事は無い。
『Game Dames & Guitar Thangs』はなかなか正式にCD化されず、自分の手元の『Game Dames & Guitar Thangs』の希少価値が高まるのをコレクター気質でニヤニヤしていたら数年前にRhino(Handmade)が数量限定でCD化。「ゲッ」と思ったけど、これが今までマトモにCD化されてなかったのがおかしい話で、仕方ないよなあと、思った。音がよくなってるかもと思って買おうかと思ったのだけど、まあいいやと思った。そしてら今度はCollector's Choiceで安定供給が始まり、案外知られていない名ギタリストの作品が欲しい時に買える状況になり、まあ、よかったと、思う。

Eddie Hazel 『Game Dames & Guitar Thangs』

で、タイミングよく「じゃずじゃ」のTwitterEddie Hazelの「California Dreamin'」がRTされていたのでそれのリンク先をここに利用。

ついでにこっちも。