2010 FIFA World Cup 決勝トーナメント 1回戦 ウルグアイ 対 韓国

日々高いレベルのサッカーが見られるという楽しい状況だけど、いよいよ決勝トーナメント。
南米のチームとしてはブラジルやアルゼンチンに比べると知名度の低いウルグアイだけど、第1回W杯の覇者でもあり、今回のチームはFWにフォルランという特別な選手がいる。対する韓国はオーソドックスにバランスの取れたチームで、パク・チソンを中心に献身的な運動量が持ち味。先取点が主導権と言えるので、今のところウルグアイのペースとは言えるのだけど、韓国も時々チャンスの形が出ていた。選手の入れ替えで流れが変わる可能性も見える。

一度は追いついた韓国だったけど、さすが南米のチーム、点を取ると決めた時間帯でしっかり仕事をこなした。ウルグアイのサッカーは中盤を省略する事が多いので個人的には好みとは違うのだけど、それでも最前線にタレントがいればサッカーを勝つことが出来るという見本。
韓国はしぶとく守り、中盤にボールを納めてサイドに散らして仕掛ける、或いは真ん中に当てて、というオーソドックスを献身的にこなし、グループリーグを抜けてきた。この試合は南米のタフなサッカーの勝ち方にやられてしまったけれど、その内容はウルグアイの全体よりも引かれるものがあった。