Zanussi Five

朝っぱらからマリリンの苦難を見て気分が落ち込む。今日はふみの日



夜はスーパーデラックスでZanussi 5をチェック。思えばSDLXに初めて足を向けたのが、MZN3八木美知依だった。SDLXの名前は知ってたけれど、六本木ってのが、近いのになんとなくめんどかった。だけどその時は見逃せないと思って初日に足を向けて、結局2日目も見た。それは2006年11月の出来事。かなりSDLXには足を運んでいる気がするのだけど、それって全部3年ちょっとの間の事なんだな・・・。

そのMZN3のZがベースのPer Zanussiで、その時のZanussiのベースが気に入って、物販で「ベースの人のCDくれ」と不躾な事をいってZanussi 5のCDを買って、結構気に入っていた。なので、今夜は結構待っていた。



Lo-Fiというバンド(このバンド名は・・・)が前座で登場。ベース+ドラム+キーボードという編成で、ベースの人がラップ気味のヴォーカルも担当する。ジャムバンドという紹介だったのだけど、なんかちょっと違う気が・・・。だけどオレのジャムバンドという定義の認識が間違っている可能性も結構高い。まあとにかく、というか端折ってしまえばブラコン寄りなフュージョンという印象。



Z5の面子をZanussiのHPからコピペ。

Rolf-Erik Nystrom - alto sax

Jorgen Mathisen - tenor sax

Eirik Hegdal - baritone and alto sax

Gard Nilssen - drums and percussion

Per Zanussi - double bass



20:00開演予定で前座ありだったので、1セットのみのライブだと思っていたらちゃんと2セット(+アンコール)だった。このバンドはノルウェーのバンド(のはず)。AtomicとかMotifとも世代的に近い(はず)。だけど知名度という面では両者に劣っているようで、あ、でもMotifも客数はそんなに多くなかったか。そんな事はどうでもいいか。でも、Atomicを聴く様な層があまり見当たらない気がした。ちょっともったいない。

スタイルはAtomicの様なイケイケではなくて、3本のサックスのアンサンブルとか全体の構成とか、そういうところを重視した雰囲気。なので室内楽的。

このバンドで特に印象に残ったのはアルトのNystrom。ブレス奏法気味な音や、尺八を模したような音をアルトから吐き出す。他の2人に比べて明らかにジャズ的ではなくて、フリーインプロなニオイ。ZanussiはそのNystromをあえて多くフィーチャーしているようで、これがこのバンドの特色だと思う。

MZN3の時に気に入ったZanussiの演奏は、自らのバンドなのに抑え気味。そういえばAtomicのIngebrigt Haker Flaten、MotifのOle Morten Vaganもベーシストでそれぞれのリーダー。この3人、自分の演奏の為のバンドと言うより、自分のやりたい音楽を客観的に見ながら演奏している雰囲気があって面白い。