Kronos Quartet

単純なので冬には冬らしいものを聴こうと思って、Kronos Quartetの『Winter Was Hard』とか、聴いている。というかさ、タイトルにWinterとか入っているものを、この季節以外に聴けるのか? 邦題は『冬は厳しく』だぞ。これを春とか夏とか秋とか、再生しようと思わんだろ。クリスマス・アルバムなんかもそうだけど、こういう時期を限定されるものは悩ましい反面、その時期になれば聴いておこうという気になるので、やっぱそれはそれでいいか・・・。



Kronosはジャズを聴きだした頃、そこから少しして聴く機会があった。前にログしたのだけど、オレにジャズを聴かせるように仕向けたのは国際ショッピングセンターにあった照屋楽器店のレコード屋の方のおねえさんで、その人がKronosもオレに教えてくれた。聴いたのは『White Man Sleeps』に収録されている「Lonely Woman」。オレがフリージャズにのめり込みだしたので、そのバリエーションとして聴かせてくれた。『White Man Sleeps』は結局、オレが初めて買ったクラシックのCDになった。

Kronosをわりと早めに知る事が出来たのはよかった。Kronos(とPat Metheny)の『Different Trains』であっさりReichに繋がったし、その後Kronos作品の作曲のクレジットを見ると、危ない系の作曲家の名前がずらりで、そういうものを意図的に聴きだした時にリンクしている事が心強かった。











Kronos Quartet 『Winter Was Hard』