G.I.S.M.

タワレコの、珍しく2階。このフロアは年齢層が低いのでちょっとウロしにくいけどそれでもする。なんとなくパンクのとこも見る。で、「あ?、は?、ゲっ」と思う。G.I.S.M.の『SoniCRIME TheRapy』がある。いつの間にか再発されている。3rdプレスと書いてある。ってことは2ndプレスもあったって事か。



X JAPANやB'zと同じぐらいの知名度のあるGISM。あまり音源がリリースされていないこのバンドの唯一の手持ちが『SoniCRIME TheRapy』。これがプレスされない状況になったときにはコレクター的ないやらしさで嬉しい気分だったのでサイプレスされると悔しい気持ちはあるけれど、手にしてなくてプレミア価格のモノにイラついていた人には嬉しいはずで、需要のあるものがこうやって流通されるのは良い事である事は否定出来ない。



ググってみると、『SoniCRIME TheRapy』の最初の曲がジャジーな演奏である事に驚いた人が多い。なんかな。でもオレも同じ事を思った。まさかGISMがこんな演奏するとはと思った。しかもカッコいい。その後はヘヴィメタありドコアありの強面ロックなのだけど、そのジャズ曲が7分台、3分台の曲が1曲で、後は4〜5分台の曲が多い。そしてクレジット的には最後の12曲目がアブストラクトなドゥームという趣で、8分を超える。ドコアなセンスがある音で、短い曲が少ないという構成が珍しい。



そして隠しトラック。効果音的な短いトラックの後に、細い1本のホワイトノイズが12分を超える長さで収録されている。ハーシュノイズなら納得のところがこのオチ。ブチノメサレる。









G.I.S.M. 『SoniCRIME TheRapy』