The Roosters

Go for the Party!!


5時間以上新幹線に乗りっぱなしという自分の最高記録を更新して、福岡着。ホテルにチェックインしてから福岡サンパレスのHPに載っているアクセス方法を使ってソラリアステージ前というバス停に向かう。そのバス停が2Aというのと1Aというのがある事にすぐに気付かず、自分が乗るはずのバスが隣のバス停に止まるのを見て慌てる。そしてバスに乗り込む人達を見て驚く。バスに乗るのは後方から。乗車料金の支払いは、バスの乗車料金は整理券を取って、降りる時にその整理券の番号の金額をチェックして払う方式。これは沖縄でもそうだったけど、沖縄は市内は同一料金で、市外に向かう場合のみ整理券方式だった。それと、沖縄の場合は前方乗り降り。なので後方から乗車するのにぶったまげつつ、しかも整理券方式である事に気付いたのは席について出発する直前で、慌てて整理券を取った。目的地らしきバス停に着。料金は¥180。だけど細かい金が無く両替。当然手間取る。都内ならバスでも電車でもケータイで全て支払いが済むのにめんどくさいと思うつつ、ふと運転手を見るといらだったような顔。これが東京ならオレは「なんか文句か?」と即言ってる。が、ここは福岡、外様はこんな事でキレるわけには行かない。



大江慎也を初めて見るのがまさかRoostersという名前になるとは思わなかった。だけどそうなった。ステージに現れた大江を見たときは、久々に鳥肌が立った。Rock'n'Roll Gypsiesで何度も見ている花田裕之池畑潤二、そしてもちろん井上富雄もいる。だけど、歌うインパクトを与えてくれた大江を見たくてここまで来た。大江のコンディションがどうとかこうとか、そういう事に気は回らなかった。ただ大江が歌っているという事を確認するだけで、しかもそれがRoostersという名前、満足しかない。

大きな音で頑張ったPAが池畑と井上の音を重厚にし、花田が色を付ける。それを下地にした大江のギターは時にノイジーさもあるようなアグレッシヴ。このギターの音を忘れない。



帰りはバスに乗り込まずに歩く。大勢が向かっている方向を見つつ、多分これは天神まで歩くのだろうと推測して流れにのる。全く知らないところをある意味の勘で歩くのはどうかと思うけれど、もし違っていても、まあ、どうにでもなる。熱った気持ちのまま寒い夜を歩くのは結構楽しい。