Melody Gardot

大した予算も無く作られたはずの『My One and Only Thrill』は、否定しがたい魅力のある作品だった。その作品が売れたという事実は予感をさせた。

新作『Worrisome Heart』がリリースされて手にして、予感は当たった。作品を作る為に用意された状況はそれまでと異なったはず。サウンド・プロダクションは豪華なものに変わった。



試しに『My One and Only Thrill』以前の作品となる『Some Lessons: The Bedroom Sessions』を手に入れた。よりチープな状況で作られたはずの作品。でもこれにも特に惹かれたりはしなくて、オレにとっては『My One and Only Thrill』は偶然のベストだったのかもしれない。でも、声そのものの魅力は変わっていない。だから多分、次作もリリースされたら気になるのだろうと思う。





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Melody Gardot 『Worrisome Heart』