dip

最近CD買い過ぎなのだけど、先週は行かなかったので仕事帰りに渋谷のレコファンに寄った。特に目当てがあるわけでもないので、軽く新譜を見て目に付くものが無かったら探したりせずに帰るつもり。

洋楽の、ラウドなロック(簡単に言うとハードロックとかヘヴィメタ系)の棚を見て、Alice in Chainsの新作『Black Gives Way to Blue』を見つける。懐かしさに手にとって見るも、日本盤だったのでamazonで輸入盤を買ったほうが安いと判断し棚に戻す。ジャズとかその他に目ぼしい物も無く、一応日本人ミュージシャンの棚もチェック。するとdipの新作『After Loud』を発見。dipが新作を出すというのはどこかで目にした気がするけれどそんなに気にしてなかった。けどあったので、レコファンらしく10%オフ(日本のインディーとかマイナーなレーベルのものは再販制度に引っかからないのか、新作でも割り引く)だったので購入を決める。ついでにGongの新作『2032』も購入(こっちもレコファンは10%オフ / プログレがあまり好きじゃないのになんで?かというと、これ、なんと勝井祐二が参加している)。



ヤマジがLoudsに参加しているので、『After Loud』というタイトルは若干意味深。と思ったのだけど、多分それとは関係ない。このアルバムがdipのAfter Loudな音楽という事なのだと思う。全編ミドルテンポで、ヤマジらしいファズ全開という場面は無い。

初っ端の「Colonna Sonora」はWedding Presentの「Take Me!」。「Morning Star」はヴォコーダー(?)を使っていて、YMOSketch Show気味。Neil Youngっぽいイントロで始まってSonic Youthの「Teen Age Riot」っぽいギターカッティングと構造の「Plantation」。「DmDmDm」もSYの「(タイトルは思い出せず・・・、Kimが歌っているあれなんだけど・・・)」を思い出す。「Mirrors」はFrictionの「Deepers」という雰囲気。と、頭の中に記憶されている曲をいくつも思い出させる前半の後「Human Flow」。これはdipのメジャーでの初作『I'll slip into the inner light』に収録されている曲の再録。ここにきてあの曲を再びやるとは・・・。ここでの「Human Flow」は『I'll slip into the inner light』の時と違って歌も演奏も肩の力が抜けていてる。そしてここからはdipらしいと思えるような曲がインスト気味に、緩やかに続く。



これ、正式な発売予定日は10/7らしい。ライブの物販とかで先行発売しているのかも知れんけど、なんか得した気分。11月にはオレにとっての近場ユニットでワンマンがあるみたいなので、『feu follet』を聴いて初めて足を向けた以来のdipのライブに行くかどうか、それまでに何回か聴いて決める予定未定決定。





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dip 『After Loud』





の画像、デジタル・クンビアのDick El Demasiadoのジャケットになってますが、オレがリンクを張り間違えたわけではありません。飛んでみればわかるけどHMVがしくじっている。