The Thing

週の頭とか月の初めになると見たいライブ、見る予定のライブを整理をする。今週は週末のピットインでの八木美知依トリオ。そういえば先週のSDLXでのAlan Silvaのライブの2日目、このトリオのリーダー八木さん、本田珠也、Todd Nicholsonが揃っていたな。せんがわで短いセットを見たけれど、今度は一晩の演奏。しかもゲストでチェロのHugues Vincent、更にドラムの田中徳崇も加わる。どういう編成になるのだろう? 期待度はかなり高い。

八木さんのライブというとSDLXかクラシックスのイメージが強い。ピットインではセッションのメンバーの1人として参加しているのを何度か見ているのだけど、頭としてライブをやるのを見るのは個人的には初。下はそのチラシの画像なのだけど、このぼやけたセンスがなんか良い。

弦動力!








来週はThe Thingが来日。3年連続。+大友良英という編成で一週間、日本でライブ。東京はピットインで2夜、続けてSDLXでも1夜ある。東京だけで3daysもあるので初日は外す事にした。その日は山下洋輔がゲストなので、山下さんのファンが多々来るだろう。

そのThe Thingの新作『Bag It!』を入手。物販で買おうかと思ってたのだけど、結局ネットのHMV買ってしまった。実はThe Thingのアルバムは『Action Jazz』とKen Vandermark入りの『Immediate Sound』しか聴いてなくて、当然凄いのだけど、これまで4回ピットインでライブを見ているので、あまり録音物を再生する気にはなれなかった。

Albiniがエンジニアらしい。Albini印はわかっているつもりで実はよくわかってないので、だからどうしたという事を書きたいけれど書けない。

初っ端、Mats Gustafssonがスピリチュアルにサックスを鳴らす。しかもそれ、なんと54 Nude Honeysの曲!! すぐにこのアルバムを手にして良かったと思った(と言ってもその曲は知らない曲だった)。Ingebrigt Haker Flatenは弦以外の音も巻き込みながらベースを掻き毟り、ライブほどではなくてもPaal Nilssen-Loveは痛烈。クレジットを見ていないので誰が扱っているのかわからないけれど、ノイズ気味のエレクトリックな音も交えて、それがあくまでも(フリー)ジャズな音に違和感無し。



強面なジャズのCDをそれなりに聴いてきたけれど、このトリオはジャズ上位時代のそれらと比べても強い印象を残す。来週聴けるんだなあ、と思って、外した初日のチケットの売れ具合をぴあでチェック。あれ?、思ったより・・・。即チケットの購入を決めた。結局3days行く予定に変更・・・。





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The Thing 『Bag It!』