Touch Me Baby

仕事の都合で今日も開演予定時刻に少し遅れる。またしても焦りながら、でも始まってなくてホッとする。東京エール飲みながらタバコ一本吸い終えて、丁度ぐらいのタイミングでDoorsをSEにして遠藤ミチロウ中村達也がステージに。



Touch Meというユニット名らしい。昨夜、久々にミチロウのCDを聴いて期待が高まりながら、だけどギター&ヴォーカルとドラムという組合せに少々の不安はあった。けど、歌い続けてきた強さは凄い。知っている曲知らない曲カバー、色々あったわけだけど、カンケー無い。いや、実は「Just Like a Boy」がかなりお気に入りなので、これが序盤に演奏され、そこからオレはのめり込んだ。



六本木は10年ぶりというミチロウ。今日、初めてF金具ヒルズに行ったとか。そういうところがイチイチ嬉しいオレ。オレは昨年、間違ってF金具ヒルズに足を踏み入れたのでミチロウに負けた。



ミチロウは歌いながらアコギをかき鳴らす。フォーキーな部分もあるのだけど、でもロック。もちろんパンク。Doorsの「Break on Through」とか、オレの大好きな曲が予想外に目の前で歌われている。それも、Jim Morrisonの様に歌うわけじゃなくて、ミチロウの歌い方。

いつ見ても達也は楽しそうにドラムを叩く。定格じゃないところの音も知っていて、それでも、しかめっ面など無く、いつも全力で楽しそうにドラム。これがこの人の一番の魅力。あれだけ強い音を叩き込みながら、今夜はミチロウと一緒に歌ったり、さらに臨場感も醸し出す。だからいつも、達也が叩いたライブは楽しい。



途中、達也が休憩を入れようとしたけれど、結局休憩無しで2時間の演奏。2人で2時間、歌を中心にした演奏。だけど、聴く為の集中力が削がれなかった。



物販を利用。ミチロウがMCで、音は悪いけれど3ヶ月しかStalinに所属していなかった達也が参加している唯一の音源という『絶望大快楽 LIVE at 後楽園ホール'83』を購入。今、それを聴きながらなわけだけど、確かにクリアーな音質ではないけど薄い音じゃないので問題ない。この余韻、明日のAlan Silvaのライブまで引きずりまくる。