Stevie Wonder

新作の『A Time 2 Love』は十年ぶりという事で、前作はどんなだったか思い出そうとしたけど、思い出せず。とりあえず新作は評判がいいので、期待しての購入。



一回通して聴いてみた。たしかに曲の出来は良いと思う。Stevie Wonderの歌声も、衰えを感じさせない。だけど一つ気に入らないところがあって、それはリズムの音。このリズム、打ち込みだと思うのだけど、その音がカッコ悪い。ヒップホップの影響なのか、一度サンプラーに突っ込んでビットレートを下げた後に、もう一度音圧をあげたような音。スローテンポの曲ではこの音は使われていないので、余計に耳に付く。Stevie Wonder自身のプロデュースだから誰も口を挟めないのだろうけど、曲の出来が良いだけに、こういう余計な事はしなくても良かったと思う。勿体無い。次作は、誰かプロデューサーをたてた方が良いのではないだろうか。出来れば、Joe Henryプロデュースを期待したい。