Paul Weller

連投になるけど、『As is Now』と一緒に『Stanley Road』のDelux Editionを買ったので。これも『Goo』のDelux Editionと同じように、オリジナル+シングルのカップリングやレアトラックが入ったDisc1と、主にアルバムのデモテイクが入ったDisc2、さらにオマケで『Stanley Road』のシングル曲のPVやアルバムに関わった人のインタビュー集が入ったDVDが付いている。

やはり最大の楽しみはデモトラック。アルバムの完成された音に比べると、荒いというより緩い音になっていて、なんとなくほのぼのした気持ちになる。『Stanley Road』というアルバム自体はPaul Wellerの代表作といわれるような内容で、オレの一番好きなアルバムがこれだとは言わないけれど、もし誰かにPaul Wellerを薦めるならやはりこのアルバムになる。その名盤の烙印、じゃなくて刻印を押されたアルバムのラフな姿に触れるというのは、なんとなく本音を聞いたような気持ちになる。



SYの『Goo』のDelux Editionの投稿の時にも書いたけど、『Stanley Road』はこれで3回目の購入になった。昨日の投稿はちょっとあれなので、この件に絡めてあえてというか、いつも思ってるPaul Wellerへの苦言を書いてみる。それは、本人の意向なのかマネージメントの意向なのかわからないけど、商売が誠実でないという事。ファンというのは、出きるだけその人の公式に出した音源は聴きたいわけで、それを逆手に取ったやり方がPaul WellerのCDには多すぎる。昨年の『Studio 150』だけでも、すでに4〜5種類ぐらいのパッケージングが出ていて、それはさすがにどうなのだろうと思う。音楽がこれだけ良いのだから、そういうセコイ手段はやめて欲しい。