坂本龍一

正直言って、そんなに坂本龍一の音を聴いているわけではない。そして、決してファンでは無い。

でも、現代の日本に住んでいて、いくらか音楽が好きならば、というかそうでも無い人でも、事あるごとに目にするのがこの名前。Frictionの1stのプロデュースや、Phewのシングルのプロデュース。阿部薫との接点。自己の作品ではIggy Popフューチャリングしたり、沖縄音楽を大胆に混ぜたかと思えば、Antonio Carlos Jobimのカバーをしてみたり。勿論YMOや、いくつかの映画音楽に、一時期流行ったヒーリングとかいうF***な音楽。これだけ活動されれば、否が応でもいくらか聴いてしまっている。

そのなかでも、やっぱりというか、一番耳に残ったのは、『B-2 Unit』。1曲目の「Differencia」の性急なリズムは、「これホントに坂本龍一?」って思うほどの生命力に溢れた音。この曲は02:06と短いので、わずかな時間で気合を入れる時の必須アイテムの一つとして作用している。