ビデオ判定を行えばサッカーは死んでしまう

らしいです。→ プラティニ会長「ビデオ判定を行えばサッカーは死んでしまう」



プラティニはあのアンリの素晴らしいプレイについてどういう発言するのだろう?と思っていたのだけど、なかなかそういう記事を見つけられずにいた。そしたらこれ。リンク先では「ティエリ・アンリがインチキをしたと言うのなら、われわれは全員いかさま師だ。」という言葉からはじまっている。これは要約されたものだろうけれど、アンリを庇いつつ論点を摩り替えている。しかも巧みじゃない。



ビデオ判定を導入すべきとかどうとか、そういう話はとりあえず今度にするとして、今回の一番の問題はレフリーがアンリのハンドを見逃した事。アンリがハンドをしたのは皆が知っている事なので、それを見逃したレフリーというのは、アイルランドの選手の抗議に耳を貸さず、しかも見てなかったのにゴールを認めたわけで、これってちゃんとレフェリング出来てなかったって事。そこをまずどうにかするという事を考えるべきで、それがビデオ判定とか5人制というのは違う。それはレフリーの教育の見直しと、既存のレフリーの能力を上げる手段を考えてからの話だろ。



まあとにかく、これでプラティニは自分がいかさま師だったと言っている事になる。往年の名選手の失態にホントに残念に思う。さらに「われわれ」とか言っているけれど、「われわれ」って誰の事? UEFAの連中? フランスのサッカー選手? それとも全てのサッカー選手の事か?