クリスマス・ミーティング

元々の予定としては、クラシックスで酒井俊さんのライブを見るつもりだった。だけど最近リリースされたヒカシューの『転転々』を気に入ってしまい、そして今夜、クアトロでライブがある事を知る。どうしようかと考えた結果、2度と見る予定は無かったヒカシューを選択。『転転々』を聴いていると、もう1度チャンスが欲しくなった。



前座は最近よく目にする相対性理論という大層な名前のバンド。遠目には深田恭子みたいな女の子がヴォーカル。80年代〜渋谷系辺りまでのポピュラリティーのある音楽をリバイバルしたようなバンド。

前座が終わってヒカシューまでの場繋ぎにDJVJ。素材に昔のヒカシューの映像。見ごたえがあって面白かった。



オレにとってヒカシューは『転々』以降で、それ以前は名前は知っているだけだった。『転々』の自由度の高さは、なるべく色々聴くようにしている立場では、受け入れやすい。テクノ・ポップとしてのヒカシューは知らないけれど、そういう曲も現在のヒカシューの演奏の中で消化されていて、新しい曲の方が耳に馴染んでいるけれど、以前のものであっても違和感は感じない。最初期のメンバーが加わったり、近田春夫が1曲歌ったりという変化はあったけれど、コアは今のヒカシュー。ユーモラスとアヴァンを同居させる稀有なバンド。