2018/10のライブ観賞 7本+カッパンク

10/5
ケイ赤城トリオ@ナル
演奏上のスキルみたいなのは聴いての話で口にしても仕方がないというかうまく言えないのだけど、ピアノのコードでも一音一音が聴こえてくるような演奏はあまり聴き覚えがない。演奏をするうえで感情的になるのは大事だと思うけどそれを越えたところの音楽だったと思う

10/6〜8
カッパンク

10/14
近藤等則&Roger Turnerデュオ@スーデラ
Roger TurnerはPNLが思い浮かぶ強いビートが何度も出て来つつ時折フリーインプロのガサガサした表現も使う。近藤等則はアグレッシヴに電気ラッパを鳴らす場面もあるけど今の近藤は鳴らしっぱなしで音を羅列というよりあの音色を響かせる事が主眼だと思った

10/15
エレクトリックな仕掛けなしの八木美知依の独奏は最近では珍しくて、スペースはあるのに十七絃箏だけというのもレアな形態。歌曲を最初にやってからの演奏はいくつものミニマルがミックスされたような印象で独特のグルーヴ
William Parkerの独奏はイメージとは違ったオーソドックスで渋い音が演奏の中心でピチカートでの露骨にジャズなグルーヴとアルコのキツめの音でのバランスが整った音楽。但しエーゴがわからない者には何度もあった曲間のMCは長すぎ
最後にデュオセッション。William Parkerは縦笛みたいなのも使ってて恐らく自分のやりたい事をそのまましていてそれに八木美知依は合わせたと思うんだけど、その八木の器用さが際立ったセットだったと思う

10/23
バンド編成でのArto Lindsayの音楽はラテンでオルタナでアヴァンでアダルト。他の誰とも違うギターはMelvin Gibbsを含んだ完璧なバックアップの上で聴くと一層映えるけど、それでも真ん中にあるのはあの歌声

10/24
久々に聴くKassel Jaegerは宅モノでビートの無い電子音の連なりはまあまあ強面の展開だけどノイズを感じない音色でキレイな演奏
初耳のLangham Research Centreはトリオ編成でアナログな装置も含んだ演奏。けど即興ではなくてJohn Cageなんかの曲を厚ぼったくならずに聴かせてて多分クラシックの範疇に入るちょっと異様な感じ
Jim O'Rourkeはラップトップでの演奏。リズムを感じる冒頭から若干強引な変化をしてそれからは行ったり来たりする。いくつもの笙が鳴ってるかのようなとこと重低音が鳴り響くのが混在していた
3セットで満腹になったのでセッションは見ずに帰宅。無理はしない

10/25
PINK SOUP PARTY

10/28
バンドのイメージとは異なること言うけどdipプログレだと思った。曲の長さはカンケー無しに例えば短い曲でもそういう展開を感じた。あと今夜はナガタッチがI Can't Stand Itを歌うというレア
RRGは恐らくハコの音響のカンケーだと思うけどいつもよりガレージ気味。だけどあのツインギターの中から聴こえてくるベースラインが作るグルーヴは損なわれなくていつもの様に揺らされた
アンコールでRRG+ヤマジがあって、その後RRGのみのアンコール。2マンだったけどRRGはそこそこ聴けた