2018/3のライブ観賞 6本

3/2
急遽の八木美知依の箏独奏2セットは元々の予定に寄せたと思うんだけど曲に拘った内容で、その中のアヴァンのバランスに惹かれつつ一見リリカルな曲もプログレッシヴな展開含みを再確認。今夜は個人的には耳慣れている楽曲の新しい完成度を聴いたと思う

3/5
今夜のサックスのロッテ・アンカーとアコベ&チェロの須川崇志とドラムの本田珠也@アポロはフリージャズとフリーインプロの両方を聴けたというと簡単に纏まるんだけどその2つのスタイルが同じ面子で聴ける事についてはツイでは全く補えないのでこれだけで分かる人だけでいいと思う

3/16
花田裕之が「あけましておめでとう」と言ったので今日はまだ新年あけたところなんだと思う。今夜のジプシーズは音が大きくて耳がヤラれたんだけどそういう音でもあのグルーヴが維持されるのカッコ良すぎ

3/19
テナーの竹内直とピアノの田中信正とドラムの本田珠也@アポロは美しく激しく楽しいという万遍のジャズでふとアップライトを見ると可愛らしさまで兼ね備えててでもやっぱりアコベが足りないのだけどその足りないところから聴こえてくる音があってやっぱこれだと思った

3/23
エフェクトを駆使したアイヴィン・オールセットのギターソロから始まって3つの筝を用意した八木美知依が加わった1stはアンビエントという言い方よりサウンドスケープ気味な展開でそこに八木美知依が持ち込んだ和的なフレーズは個性でもあり違和でもあって良し悪しとは違う
本田珠也のビートが加わった2ndは知的な序盤から抽象的でハードな演奏まで変化。次のコーダの様な短い演奏でセットが閉じた様に見えてその後オールセットのパートナーの歌声を加えた演奏
アイヴィン・オールセットのあの手この手を聴いたライブだったけど1stがあの展開だったのだから2ndはフルでハードな演奏だった方がという気もした。折角なんだから本田珠也に汗をかかせた方がいい

3/24
今夜のdipの選曲ならdipを知らないアヴァン界隈の聴き手でも楽しめるんじゃないだろうか? ああいう歌声少なめでインストの強い演奏だけのアルバムを聴きたい
チリのFÖLLAKZOIDのハンマービートは心地よくてこのまま続けと思ってたらホントに長い演奏だったのでちょっと疲れたけど2曲目の「E2-E4」な感じは野外でダラダラと聴いてみたい